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応援メッセージ

古伊万里再生の意義

いま世界はグローバル化とIT革命(その極みとしてのAI<人工知能>の開発)の下で、標準化(一元化)が進んでいます。英語、資本の論理、コンピューターのプログラミングにおける能力によって、社会のそして個人の価値が決められるのです。

 

コンピューターが人間をのっとるのではなく、人間が自らコンピューターの世界(「0」か「1」かのアルゴリズムの論理)の僕(しもべ)になろうとしているのです。

 

この流れは止まりません。それがもたらす富の拡大と、利便性、効率性が、ビジネスでの競争激化を余儀なくしているためです。

 

人間が尊厳を保つためには、左脳がつくったコンピューターの発展は受け入れつつ、右脳でそれを統御することです。すなわち感動するこころと独創性を研ぎ澄ませることです。それを実現してくれるのが、文化芸術であり、地域の歴史への造詣です。

 

このことの大切さを教えてくれるもののひとつが、日本の伝統工芸です。近代化に追われる前に、地域の特性に根差し、自然の中で美と使い手への想いを追求してきた匠の精神が見事に体現されているからです。

 

最近「古伊万里再生プロジェクト」のことを知り、大いに感動し、心から応援しているのはこのためです。江戸から明治初期に欧州に渡った無数の貴重な伝統工芸品の多くが、価値の判定や修復がなされぬまま放置されています。これらをひとつひとつ掘り出し、価値を再現することこそ、地味ではありますが、標準化の進む世界で日本人が自分の位置を再発見する上で欠かせぬ努力だからです。

 

私も同じ思いで一般社団法人を立ち上げました(2017年11月)。古伊万里再生プロジェクトとの連携が進むことを期待しています、

近藤誠一(元文化庁長官)

一般社団法人 TAKUMI-Art du Japon 代表理事

www.takumi-artdujapon.jp