ヴェレーナ・ピアッティ
ロースドルフ城主夫人
ロースドルフ城ミュージアムの陶片の間を守ることは、私にとっていつも平和を守ることでした。芸術は、たとえ形を壊されても、そこに宿るアイデアは壊れることはないと、私は思っています。芸術に託された創造のエネルギーは.... | 保科眞智子
プロジェクト発起人・代表
ウィーンから北に60キロ、ロースドルフ城はまるで中世の絵画にみるような、美しくのどかな田園地帯に佇んでいました。周囲には一面のフェンネル畑が香り豊かに広がり、近隣は古くからワインの生産地としても有名で.... | 荒川正明
学習院大学教授
オーストリア・ウィーン近郊の古城、ロースドルフ城所蔵の陶磁器の特徴は、その大多数が破壊を受け、破片として残されている点です。西洋では割れたやきものはあっさりと廃棄されてしまうのが慣例ですが、ロースドルフ城を所有するピアッティ家では大切に残し、城の一室を展示室として、陶片をあえて床の上に散らしインスタレーションとして、公開してきたのでした.... |
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